AIアプリ開発・公開

最短マニュアル

Google AI StudioからVercelデプロイまで、もう迷わない!
この手順書通りに進めるだけで、エラー知らずの開発体験を。

Webアプリ開発は「家の建築」に似ています。正しい手順で進めれば、誰でも頑丈で素敵な家を建てられます。このマニュアルでは、その最短ルートをご案内します。

フェーズ1: 準備フェーズ 📦

1

土地と住所を決める

まず、作品を保管する「土地」を確保します。GitHubで新しいリポジトリを作成し、そのURL(住所)をコピーしましょう。

リポジトリ作成時のおすすめ設定
  • .gitignore を追加: Node を選択。不要なファイルをアップロード対象から除外してくれます。(Noneでも可)
  • ライセンスを選択: MIT License を選択。最も制約が緩く、誰でも自由に使えるライセンスです。
2

更地に家を建てる

PCの好きな場所でターミナルを開き、`git clone [コピーしたURL]` を実行。あなたのPCに、GitHubと繋がった**空っぽの家(プロジェクトフォルダ)**が建ちます。

3

家具を運び込む

Google AI Studioからダウンロード・解凍したプロジェクトのファイル一式(家具)を、ステップ2で建てた**空っぽの家の中に、すべて移動**させます。

フェーズ2: リフォームフェーズ 🛠️

4

AIアシスタントに整理を依頼する

ここが最重要ポイント!Vercelという超一流シェフは、厳格なルールで動きます。そのルール通りに、AIアシスタントに部屋を整理してもらいましょう。

シェフのルール 👨‍🍳

  • 調理する食材 (.tsx, .css) は、必ず src というボウルに!
  • そのまま飾るもの (画像) は、必ず public というお皿に!
Before (散らかった状態)

📁 my-app/

📄 index.html

📄 index.tsx

📄 index.css

📁 images/

After (整理された状態)

📁 my-app/

📁 public/

L 📁 images/

📁 src/

L 📄 index.tsx

L 📄 index.css

📄 index.html (中身も修正済)

このリフォームはAI (CodeLLMなど) に「Vite/Reactの標準構成に修正して」と頼むのが一番簡単で確実です。

フェーズ3: 公開フェーズ 🚀

5

変更を本部に報告する

AIによるリフォームが完了したら、その変更を`git commit`と`git push`でGitHub(本部)に報告します。これで、あなたのレシピブックが最新版になります。

6

レストランを開店する

いよいよ開店です!VercelにGitHubリポジトリを連携し、「Deploy」ボタンを押すだけ。Vercel(シェフ)が自動で調理(ビルド)し、世界中にレストランを公開してくれます。

Vercelの設定ポイント

インポート後の設定画面は、Vercelが自動で最適な設定をしてくれるので、**何も変更せずに「Deploy」を押せばOK**です。APIキーは「Environment Variables」で安全に設定しましょう。

[Vercelの設定画面の画像]

コラム: 開発現場のリアルな罠 ⚠️

!

「APIキー丸見え事件」にご注意!

「何も考えずにGitHubにファイルをアップしたら、なんとAPIキーがコードに書いてあり丸見え状態に...😱」これは、実際に多くの開発者が経験する、非常に危険な失敗です。

なぜ危険なの?

GitHubのパブリックリポジトリは世界中の誰でも見ることができます。もしAPIキーが漏洩すると、悪意のある第三者に不正利用され、高額な請求が発生する可能性があります。💸

正しい解決策は?

APIキーは、Vercelの**環境変数 (Environment Variables)**に設定するのが正解です。そして、コードの更新は、ファイルを直接アップロードするのではなく、**Gitを使ったバージョン管理**で行うのがプロの常識です。

VSCodeを使った正しい更新フロー

CodeLLMなどで修正した後は、以下の手順で安全に更新しましょう。

  1. ソース管理を開く: 左側のメニューからソース管理アイコンをクリック。
  2. コミットする: 変更内容のメッセージ(例:「UIのバグ修正」)を書き、「コミット」ボタンを押す。
  3. (推奨)ブランチを作成する: 安全な作業のために、新しいブランチを作成して作業する習慣をつけましょう。
  4. プッシュする: 「変更の同期」または「プッシュ」ボタンを押して、変更をGitHubに送信します。

この流れを守ることで、あなたのコードは安全に、そして確実に成長していきます。